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天本 一平
no journal, ,
福島第一原子力発電所の汚染水処理に伴い発生したスラッジの安定化処理について、適切な固化媒体の検討を熱力学的観点から行った。使用したツールは市販の熱力学計算ソフトであるFactSageであり、固化媒体を鉄リン酸塩ガラスに仮定して、ガラス形成能、適切なガラス組成と材料の溶融温度、及びガラスに充填するスラッジの化学的挙動の観点から推算したところ、鉄リン酸塩ガラスに固化媒体としての性能があることが判明した。これらの結果を実験結果と比較したところ、熱力学的検討結果はほぼ妥当であった。今後、さまざまなガラス材料の特性を見極めていくうえで、熱力学的な検討のさらなる活用が期待できる。